居酒屋の定番メニューと言えば焼き鳥、串焼きでしょう。隊員も焼き鳥は大好物で、探検開始直後からよく訪れていたのが東本町の『大吉』さんです。全国お馴染みのフランチャイズながら大将がとても気さくな方で、隊員のお気に入りの店でした。でした、と書いたのは暫くして撤退されてしまったからです。

 てっきり独立されるのかと思ったら逆でした。大将曰く「普通のお父さんに戻りたい」と。つまり、夜の仕事は家族と生活リズムが合わないから昼の仕事に就きますと。あれから何年経つのやら、家族仲良く暮らされていることを願います。

 さて、一般的に焼き鳥と聞けば大衆酒場のイメージですが、実は松江にも都会並みの高級焼き鳥店が存在します。それは駅通りを西に進んだ寺町にある『さえき』さんです。2年前のコロナ真っ只中にオープンしたのにも関わらず、あっという間に予約が取れないといわれる程の人気店になってしまいました。もちろん恐れ多くて行ったことなどありません。

 ネット情報によれば、店主は辻調理師専門学校を出てからフランス料理店、居酒屋、ラーメン店などを渡り歩き、東京の高級焼き鳥店で修行をしたのち地元島根に帰り、納得のいく焼鳥を提供するお店として開業されたようです。メニューはおまかせコースのみで、予約を取るまでの注文が非常に多い料理店です。だからと言って捕って食われることは無いでしょうが。

 もうひとつ最近少々気になっている焼き鳥屋があります。伊勢宮の『はる』さんです。けど数回しかお邪魔した事が無いので紹介する情報は殆どありません。即ち、女性二人で切り盛りしている、意外なことにパツキン&ネイルの可愛いお姉さんが串を焼いている、大山どりの焼き物がすごく美味しい、ドリンクがリーズナブル、店名の『はる』はお姉さんの名前ではない、この程度でしょうか。お察しの通り可愛いお姉さんが串を焼いているというのが最も気になるところです。

 そういえば焼き鳥で思い出したことがあります。以前所用で芦屋市のホテルに宿泊した際、近くの焼き鳥屋さんに行ったのですが、出てくる串焼き全てが半生のミディアム状態だったのです。連れと一緒に「これ生焼けかなぁ?それともわざとかなぁ?」などと首を傾げながらも美味しかったので全部平らげてしまいました。結局どっちだったのか、謎のままです。