大台ヶ原山
2015年9月20日
4連休を利用して、4人で行った。最初にビジターセンターを訪ねて予習をしていたら、日出ヶ岳という名前を見つける。てっきり日の出を見るに優れたからの名付けに違いないと思った。職員に聞くと案の定、ご来光がすばらしいということだった。日の出の時刻を聞き、予定を急遽変更してそれに間に合うように出発することにした。ヘッドランプを頼りに暗いうちに宿所を出て、日出ヶ岳で待つこと1時間弱、熊野灘、尾鷲湾に昇る朝日は、総毛立つ美しさだった。
日本でも有数の多雨地域である。一帯の林間を歩いていると、木々の吐き出す息がたっぷりと水分を含んでいるのを感じる。苔の元気がいいのにも驚いた。「生命体は、地表のエネルギーの働きが決める状況の中で、原則としてその生命の維持に要する以上のエネルギーを受け取る。」ジョルジュ・バタイユのこんな一節が浮かんでくる。
大台ヶ原山
奈良県・三重県 1695m