2024年9月15日 / 最終更新日 : 2024年9月15日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 出雲弁のはなし② 出雲弁を意識し始めたのは、小学生の時だった。祖父母から親戚、両親もかなりの使い手だったが、ぼくが飽かずおもしろく思ったのは『出雲の方言』(漢東種一郎著)という一冊の本だった。出版年がちょうどぼくの生まれ年である。ここ数 […]
2024年9月9日 / 最終更新日 : 2024年9月9日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 出雲弁の話 1 子どものころは、毎年盆正月は母の実家に行って何日か泊まるのが恒例だった。藁葺き屋根の典型的な百姓家で、風呂と便所は外にあった。障子戸を開けると土間が広がり、右手に座敷があった。土間は裏口まで続いており、突き当たりにかまど […]
2024年8月25日 / 最終更新日 : 2024年8月25日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 お返し 先月、コロナ患者急増のニュースが流れ始めたころにしっかり罹った。発熱、味覚障害、蕁麻疹、執拗な倦怠感など聞いていた症状を一通りさらうような半月を過ごした。しばらく稽古を休んだが、再開した矢先に今度は稽古場のサ高住に感染 […]
2024年8月3日 / 最終更新日 : 2024年8月3日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 高座名② 高座に一人で上がり、お客様に相対して何かしら話す。同種の表現は世に数多あるのだろうが、それを極限までシンプルにしたものが落語だと思う。長い時間をかけて洗練されていった話を聞かせるのが基本ではあるが、それがすべてではない […]
2024年7月28日 / 最終更新日 : 2024年7月28日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 高座名① 落語家の芸名を高座名という。うちの塾なら本名で高座に上がっても差し支えないが、やはり高座名を名乗るというだけでスイッチが入る。だから、落語教室に入ると決まったら、真っ先に考えるのは高座名である。プロの落語家だと、名付け […]
2024年7月15日 / 最終更新日 : 2024年7月15日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 稽古場 3 松江と出雲で史上最大雨量を観測した日、早々と一日家で過ごすことに決める。というか、どうせ用事のない日だったから、冷蔵庫の中のもので食べると決めれば出かける必要はなくなるので、雨はあんまり関係ない。ぼんやりと現行稽古 […]
2024年7月7日 / 最終更新日 : 2024年7月7日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 稽古場 2 サービス付き高齢者向け住宅、略してサ高住。いつごろから聞くようになったんだろうか、と疑問がわいて調べたら、2011年の高齢者住まい法の改正からとあった。サ高住、定義としては、安否確認と生活相談が義務づけられた高齢者向け […]
2024年6月30日 / 最終更新日 : 2024年6月30日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 稽古場 実家の改修工事を始めるのが、初め4月からだったのが、5月、6月と一月ずつ遅れていき、7月になってようやく始まることになった。別にいつまでに引っ越さねばならぬという期限があるわけでなし、転校する家族もいないのでどうで […]
2024年6月23日 / 最終更新日 : 2024年6月23日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 小泉八雲『怪談』出版120年 来年秋に始まるNHKの朝ドラが『ばけばけ』に決まった。最初に聞いたときは、また水木しげる?と思った。ところがモデルは小泉セツ。小泉八雲は、おばけというより幽霊だろう、と思ったが、きっとさまざまな「ばける」が描かれること […]
2024年6月9日 / 最終更新日 : 2024年6月9日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 堀川遊覧船 3 耳を澄ませていたら、エンジン音が聞こえ、それが徐々に大きくなってきた。同時に、対岸から、 「来た。赤と青!」 と甲高い声が響く。声の主は、アシスタントを買って出てくれた対岸の小学三年生の女児である。お囃子を聞きつけて川 […]