2025年2月2日 / 最終更新日 : 2025年2月2日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 松江歴史館③ 松江城の伝承を小咄、落語にする作業は、存外楽しかった。まずはオチを考える。これがなければ落語とは言わないので、噺の成否を決すると言っていい。ここでタイムリーを打てれば、ちょっとしたエラーは帳消しにできるのだ。 落語の […]
2025年1月19日 / 最終更新日 : 2025年1月19日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 松江歴史館② 歴史館の利用の便宜を図る代わりに、というわけでもないだろうが、松江城にまつわる史実や伝説の資料を渡されて、子どもたちの語りに使ってもらいたい、と言われた。松江の歴史を伝承するのが館の存在理由だから、こども落語を使って、 […]
2025年1月12日 / 最終更新日 : 2025年1月12日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 松江歴史館① 国宝松江城をぐるっと囲む堀川については、以前にも書いたが、その北東に北惣門橋という木橋がある。数年前に新しくなったばかりでまだ木肌がみずみずしい。その橋を突き当たったところにあるのが松江歴史館である。松江の文化財や資料 […]
2024年12月21日 / 最終更新日 : 2024年12月21日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 ラテンナイト ラテンナイトなる催しに我が落語教室も参加した。松江でラテン音楽教室を主宰している先生たちが声をかけてくれた。サルサ、フラメンコは分かるが、そこに漢字で「落語」が並んでいいのかと疑問だったが、ラテン音楽を習う子どもたちが […]
2024年12月8日 / 最終更新日 : 2024年12月8日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 汚物のはなし どうにも違和感が拭えない、と電話口で話すその人をAさんとしておく。ホテル経営をしている知人がこんな話を聞かせた。 ある女性宿泊客が誤って指輪をトイレに流してしまった。それを聞いたホテルは、従業員たちで汚水槽に入り、手 […]
2024年12月1日 / 最終更新日 : 2024年12月1日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 髪② バリカンを手にした年配の女性理髪師は、何ミリにするのかとか何も考えていないこちらが困る質問をいくつかし、その適当な答えを危ぶんだか、「奥さんに叱られませんか」と念を押してきた。もちろんちゃんと言ってあると答えたが、妻に […]
2024年11月23日 / 最終更新日 : 2024年11月23日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 髪① 月に一回の座禅会をするようになって3年が経つ。始めたころはどうしても瞑想とか悟りとか大仰なことを考えてしまっていたが、回を重ねるとそうした特別感もなくなって、ただ呼吸を意識する1時間になっている。そうなるにつれて、あっ […]
2024年11月17日 / 最終更新日 : 2024年11月17日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 馴染む サ高住での稽古も4か月が過ぎた。何度も直に顔を合わせていると自ずと化学変化が起きるものだ。入居者の年齢層は90歳前後、子どもたちとは80年を隔てる。 ぼくが物心ついたときには、曾祖父母は父方母方ともに物故していたから […]
2024年11月2日 / 最終更新日 : 2024年11月2日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 9千円 山仲間で用瀬アルプスに登った。もちがせ、と読む。流し雛で有名な鳥取市用瀬町にある。洗足山、おおなる山、三角山と連なっているその稜線を歩く。いちばん高い洗足山が標高743メートルに過ぎないので舐めてかかっていたら、アップ […]
2024年10月27日 / 最終更新日 : 2024年10月27日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 にわか寄席 とある自治会が2度目の寄席に呼んでくれた。前回とても評判がよかった、と聞いていたので、会場に入って用意された座席を見たとき、そのあまりの少なさに意表を突かれる思いがした。初回ならともかく2回目のこれは激減が明らかで、前 […]