2020年6月21日 / 最終更新日 : 2020年6月21日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 コロナと校長室 三人という小人数だったことと、似たような立場という気楽さがあったためか、ある校長が打ち明け話を始めた。「私がメンタルやられちゃいましてね。」 必要な相談が終わったのを汐に雑談が始まり、コロナによる学校休業措置がとられて […]
2020年6月14日 / 最終更新日 : 2020年6月14日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 バッテリー切れ 梅雨入りが報じられた朝、その名の通り鉛色の空が広がった。やむを得ず、久しぶりに自動車で通勤することにした。ところがあれこれかまえど、ウンともスンとも言わない。バッテリーがあがってしまったようだ。仕方がないので、妻の車で […]
2020年6月6日 / 最終更新日 : 2020年6月6日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 古民家カフェ 突然すみません、と言いながら、紙袋をいくつも抱えた女性が職員室に入ってきた。レモン色のシャツのせいか、殺風景な部屋がパッと華やいだ。女性は、めざとく知り合いを見つけ、元気だったか、とかあなたを訪ねてきたのだ、とか口早に […]
2020年5月30日 / 最終更新日 : 2020年5月30日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 学校再開 学校が再開して一週間が経った。一月以上も休校が続いたことがどう影響するのかと思っていたが、さしたる混乱もなく毎日が過ぎていった。「大変でしょう?」 毎日おびただしい電話の応対をせねばならないが、そのうちの何割かからは、 […]
2020年5月24日 / 最終更新日 : 2020年5月24日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 図書館再開 図書館が再開した週末早速向かった。休館になる前に借りた本数冊、およそ二月も借りっぱなしだったのを返さなければならない。休館と聞いたときは、長編小説を読み急がなくてよくなったと喜んだものだが、それが仇となって結局最初の数 […]
2020年5月16日 / 最終更新日 : 2020年5月16日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 自転車小屋で 自転車通勤を始めて半年が過ぎた。これから正念場の夏を迎えようとしている。太ももにうっすらと肉もついて、体も自転車仕様になってきている。動かせば、いくつになってもそれなりに適応しようとするのが体というものらしい。初め頃よ […]
2020年5月9日 / 最終更新日 : 2020年5月9日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 連休と読書 読書好きの職員から声をかけられた。「この連休、さあ読むぞと思っていたのに読めないんです。」 ぼくは借りる派だが、彼女は買う派で、話題の新刊本を購入しては、読後の感想とともに回してくれる。大変ありがたい存在である。 外出 […]
2020年5月3日 / 最終更新日 : 2020年5月3日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 鬼ごっこ 暖かくなるにつれて、どん底に思えた心身の不調からも抜け出したようだ。漠然とは思っていたが、加齢に伴うあれやこれやは、我が身に降りかかってようやく他人事でなくなってくる。 秋、大仕事が終わったと思った途端に腕が上がらなく […]
2020年4月26日 / 最終更新日 : 2020年4月26日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 いつもと違う朝 休校と同時に職員の在宅勤務が始まった。完全に在宅とできないのは、事務仕事が通常通りなのに加え、やむを得ぬ事情がある場合に限り、と念を押して預かる児童がいるからだ。交代でその子たちの見守りをしているので、職員に一定の出勤 […]
2020年4月18日 / 最終更新日 : 2020年4月18日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 電話の向こうで(2) 鳴り止まぬ電話を朝から夕方まで受け続ける。たまにパタッと止まるときがあって、一息入れたり、別の仕事に取りかかったりするが、どこかでゴングでも鳴っているのかまたひっきりなしにかかってくる。これも仕事と割り切るけれど、退職 […]