2020年8月30日 / 最終更新日 : 2020年8月30日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 酷暑 猛暑が続く。学校は、近年徐々に二学期の始業が早くなっているが、それに加えてコロナのせいで、例年より一週間も早く始まった。収まる気配を見せない酷暑が、出鼻に噛みついてきたかっこうだ。 盆を過ぎたらしのぎやすくなる、という […]
2020年8月23日 / 最終更新日 : 2020年8月23日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 湯抱温泉 まったくどこにも行かない夏も耐えがたい、という呼びかけに応じて、山仲間と三瓶山を訪ねた。この二十年、毎年各地の山へ赴き、近年は東北にまで足を伸ばすようになったのだが、今年はコロナに行く手を阻まれた。 もっとも一日歩き続 […]
2020年8月2日 / 最終更新日 : 2020年8月2日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 里みちこさんのメール 高尾小学校の子ども落語「にこにこ寄席」が再開する。発表の場を失ったまま四か月を過ごしたが、8月9日ようやくの再始動である。同じ知らせを受けた大阪の詩人里みちこさんから次のメールが届いた。馴染みのない方には解説を要するが […]
2020年7月25日 / 最終更新日 : 2020年7月25日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 枇杷 高僧も爺で座しぬ枇杷を食す 小学生の時使っていた箸箱に、この句と枇杷の絵がかかれていたのを覚えている。おそらく選ぶまでもない、親が店先の適当な箸を求めたのだろう、小さな子どもが喜ぶかどうかなど毛ほども思わずに。食卓に […]
2020年7月19日 / 最終更新日 : 2020年7月19日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 モネのカレンダー 壁に掛けたカレンダーも半分になった。押さえつけられたような日々は、カレンダーにもおもりが付いているかのように見えたが、いくらか慣れ親しんだ日常に戻ってみると、日の経つスピードも元通りになった。もっともここへ来て、雲行き […]
2020年7月4日 / 最終更新日 : 2020年7月4日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 新卒の夏 泥水にのみ込まれた集落、山を抉って崩れた土砂に屋根だけを残している家、九州を襲った豪雨に甚大な被害が出ている。こんな光景をあとどれほど見ないといけないのだろう。見るだけでは済まないかもしれない。次は、自分が泥流の中を逃 […]
2020年6月27日 / 最終更新日 : 2020年6月27日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 ドクターヘリ 週末は、いつもより早い時間に起き出して、長い時間走る。そういうプログラムになっている。無理する必要は全くないし、誰に咎められることもないにもかかわらず、決められた時間割をどうしても律儀に守ろうとしてしまう。生涯の九割を […]
2020年6月21日 / 最終更新日 : 2020年6月21日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 コロナと校長室 三人という小人数だったことと、似たような立場という気楽さがあったためか、ある校長が打ち明け話を始めた。「私がメンタルやられちゃいましてね。」 必要な相談が終わったのを汐に雑談が始まり、コロナによる学校休業措置がとられて […]
2020年6月14日 / 最終更新日 : 2020年6月14日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 バッテリー切れ 梅雨入りが報じられた朝、その名の通り鉛色の空が広がった。やむを得ず、久しぶりに自動車で通勤することにした。ところがあれこれかまえど、ウンともスンとも言わない。バッテリーがあがってしまったようだ。仕方がないので、妻の車で […]
2020年6月6日 / 最終更新日 : 2020年6月6日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 古民家カフェ 突然すみません、と言いながら、紙袋をいくつも抱えた女性が職員室に入ってきた。レモン色のシャツのせいか、殺風景な部屋がパッと華やいだ。女性は、めざとく知り合いを見つけ、元気だったか、とかあなたを訪ねてきたのだ、とか口早に […]