2021年3月20日 / 最終更新日 : 2021年3月20日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 退職記念品 額が前に張り出しているのが己が顔の特徴の一つなのだが、今こそ何も思わないものの、子どもの頃から思春期にかけてずいぶん長期にわたって気にした。小学生の頃は、誰も彼も容姿の特徴を指摘するのに容赦はないので、でこだの何だの毎 […]
2021年3月14日 / 最終更新日 : 2021年3月14日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 最後の給料 給与の明細票は、支給日の前日か数日前に配られる。ぼくが教員になったころは、現金支給だったので、明細票は給料袋に糊付けしてあった。それに対する識字能力など無いに等しく、また中身に対してもそんなものかと思うくらいで、菓子箱に […]
2021年3月6日 / 最終更新日 : 2021年3月6日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 先生の秘密コーナー 放送委員会の子どもたちにとって、お昼の放送番組は腕の見せ所である。とても地味だけれども大切な委員会活動が多い中にあって、派手な印象を与えるので希望者が多い。子どもたちなりにいろんな企画を考えるようで、ころころ変わるのだ […]
2021年2月27日 / 最終更新日 : 2021年2月27日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 去年今年(こぞことし) 去年の今頃は、というのが再三話に出てくる。職場で、家で、あちこちで。同じことではないのだが、それぞれに苦しかったというので共通している。職場ではあるトラブルに見舞われていた。家では家族の健康に赤信号が点りかけていた。ど […]
2021年2月21日 / 最終更新日 : 2021年2月21日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 四月になれば彼女は 四月になれば彼女は。サイモン&ガーファンクルの美しい曲だ。中学生のころ、レコードで何度も何度も聞いた。ずっとラブソングだとばかり思っていたが。 なぜ、この曲が浮かび、また聞いてみたくなったかといえば実に単純で、 「四 […]
2021年2月13日 / 最終更新日 : 2021年2月13日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 同じだけ 若手教員の研修が不十分だから、先輩から学ぶ機会を作ってはどうか。職員からのもっともな提言だったので諸手を挙げて賛成したら、「先生もやってください」と切り返されてしまった。ずっと先であったはずの順番も、日を送るうちに近づ […]
2021年1月30日 / 最終更新日 : 2021年1月30日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 思い出話 講演後しばらくして、聴講職員のメッセージ集をもらった。表紙に花束をあしらった折り紙が貼られていて、一足早く退職日を迎えたような格好だが、中身も外見もこしらえるのにかかっただろう手間暇を思い、ぼくのために時間を割いてもら […]
2021年1月23日 / 最終更新日 : 2021年1月23日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 講演 話を聞かせてください、と言われて、初めに思ったのは、どうにかして断れないものか、だった。学校の職員対象で、テーマはほとんどお任せに近い。何度か断ったのだが、企画した教員も譲らない。いくらか押し問答をし、少しばかり条件を […]
2021年1月16日 / 最終更新日 : 2021年1月16日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 告発状 退職日が近づいてくると、銀行や保険会社が訪ねてくるのは、先輩教員たちを見ていて年中行事のように思っていた。煩わしかろうなと思っていたのだが、自分の番になってみるとそうでもない。もっともコロナの影響か、自分の不徳のいたす […]
2021年1月9日 / 最終更新日 : 2021年1月9日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 寒波到来 3学期は、臨時休校で始まった。松江の積雪はさほどでもなかったが、数年に一度の寒波と繰り返し言われたごとく、風雪と低温は久しぶりの厳しさだった。 以前暮らした奥出雲は豪雪地帯だったので、毎年恒例のように大雪を経験した。 […]