2022年4月24日 / 最終更新日 : 2022年4月24日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 ハーブ ① 何度か書いたように、業者にも入ってもらって実家の外回りはすっかりかたづけたのだが、何もない殺風景なのも味気ないので、裏庭の一角に小ぶりな花壇をこしらえた。土も石も十分な量があったので、リサイクルでもある。冬の間土 […]
2022年4月16日 / 最終更新日 : 2022年4月16日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 近代文学五十選 2 小説を読むのに時を選ぶ必要なんてないのだけど、「近代文学五十選」に挙がっているような重厚な作品にはおいそれと手が出せなかった。そんなのただの言い訳だとはわかっているが、勤めてからはいつも頭の片隅にひっかかっていることがあ […]
2022年4月10日 / 最終更新日 : 2022年4月10日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 近代文学五十選 高校生の時、友人に勧められて桑原武夫の『文学入門』を読んだ。古本屋で年季が入ったのを数十円で買った。たいして理解もできなかっただろうから、今思い返してもどんなことが書いてあったのかよく思い出せないのだが、巻末の推薦 […]
2022年3月20日 / 最終更新日 : 2022年3月20日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 桜懺悔 薄明かりの中を走っていたら、ふっと甘い香りがした。沈丁花が咲き始めたのだろう。坂道が上りから下りになって、弾んだ息が落ち着くあたりの家に植わっていて、季節限定ながら給水所ならぬ給香所になっている。このところ意欲が減 […]
2022年3月13日 / 最終更新日 : 2022年3月13日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 スープ担当 料理は、これまでずっと妻に任せっぱなしにしていた。味覚もおそらく鈍い方の部類だから、自分で作りたいなどと思うこともなかった。自分がおいしいものは、だれにとっても同じようにおいしく、まずいものはみんなもまずい、それ以 […]
2022年3月6日 / 最終更新日 : 2022年3月6日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 定年本 3月になってみると、去年の今頃はどげだったかいなあとついつい振り返ることが多くなった。退職を目前にして、煮える前のやかんのごとくポコポコといろんな感情の泡が浮かんでいたっけ。 あれこれと定年本は読んだ。退職してか […]
2022年2月27日 / 最終更新日 : 2022年2月27日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 陽だまりにて このところ少し作りが雑になってきた気はするが、朝ドラ「カムカムエブリバディ」がおもしろくて欠かさず見ている。ちょっとでも退屈するとどんなドラマでもすぐ見なくなるので、ここまで続くのは自分としてはめずらしい。三代にわ […]
2022年2月19日 / 最終更新日 : 2022年2月19日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 土手を歩く 実家は、相続してぼくの所有となったのだが、今の暮らしを今すぐ変える必要もなく、とりあえず問題先送りでしのいでいる。 今の住まいを変えがたい理由の一つが、アパートのすぐ前を流れる朝酌川だ。川面の映し出す光や風景を見 […]
2022年2月13日 / 最終更新日 : 2022年2月13日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 振り子時計 家の周りの植栽や鉢物がすっかりなくなってからも何日かおきに実家に通っている。水遣りも必要なくなったので格別用事はないのだが、人が住まなくなると空気が滞留してあっという間に傷むと聞くので、換気を目的に行く。町内でうち […]
2022年2月6日 / 最終更新日 : 2022年2月6日 gosuitei 宮森健次 がらがら橋日記 シャコバサボテン あと二月もすれば父の一周忌を迎える。この一年は、住人のいなくなった実家のかたづけを一気に進めた。亡くなったのを合図にしたと思われるのもなあ、とご近所の視線が少々気になったりもしたが、少しでも間を開けるとうんと先延ば […]