2024年2月25日 / 最終更新日 : 2024年2月25日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 7 これからの家① 道路を挟んだ斜め前の家は、一人暮らしの方が施設に入られ、しばらく空き家になっていた。昨年縁者である若夫婦が住むようになり、ここのところ改装でもされるのか、軽トラが出入りしている。少し先の、ご夫婦共に施設に入られて一 […]
2024年2月18日 / 最終更新日 : 2024年2月18日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓⑤ 学生時代、共に汗を流した同期のMがこの世を去って3年になる。義母が亡くなる10日前だ。当時はコロナ禍で病室の出入りに制限があり、県外に行くことも自由でなかった。だから、見舞いは元より、葬儀にも参列できなかった。よう […]
2024年2月11日 / 最終更新日 : 2024年2月11日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓④ 「今が一番いい時だね」。仕事と子育てとで、毎日が目まぐるしく、余裕も何もない時間を過ごしている頃によく言われた。(何が一番いい時だよ、身体も心もへとへとなのに)などと、その時は心の中で反発していた。 土曜日は子守り […]
2024年2月4日 / 最終更新日 : 2024年2月4日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓③ 寄墓にして墓石は一つになりすっきりした。花ノ木も一対挿せばよいし、線香も一か所に立てればよい。かつてのように一人ひとりに墓石を建てていると、土地がいくらあっても足りなくなる。 娘がまだ独身だった頃、韓国に一緒に行 […]
2024年1月28日 / 最終更新日 : 2024年1月28日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓② 実家の元屋敷跡にある墓が現在のような寄墓になったのは、母が亡くなって半年後のことだ。それまでは、墓地にいくつもの墓石が建っていた。中には丸い石だけが置かれたものもあり、土の下にどういう人が眠っているのかは分からない […]
2024年1月21日 / 最終更新日 : 2024年1月21日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓① 家のことを考える上で、切り離せないのが墓だ。松江の墓は公園墓地に、実家の墓は歩いてすぐの元屋敷跡にある。父の実家の墓も家の敷地続きのところに建っている。田舎の墓は、結構家の近くに建っていることが多い。 年の初めか […]
2024年1月14日 / 最終更新日 : 2024年1月14日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 5 生家の行く末⑧ 元日から仕事だという長男が、年末に自家用車で九時間かけて御殿場から帰って来た。短い滞在の間、あれこれ聞いた中で、学生時代のサークル仲間とやっている妙な年越し行事について、「今年はしなかったんだね」と尋ねた。「もうや […]
2023年12月24日 / 最終更新日 : 2023年12月24日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 5 生家の行く末⑦ 一旦減っていた実家を開けに行く頻度が増えたのは、退職して畑仕事をするようになってからだ。暑い時季は週2度(間で水やりに畑にだけ行くことも)、作業の少ない寒い時季は週1回とか2週に1回とか。着替えをするし、トイレも使 […]
2023年12月16日 / 最終更新日 : 2023年12月16日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 5 生家の行く末⑥ 数年前、茨城の叔母宅を訪れた際、毎朝の犬の散歩に出る叔父と近所を歩いていた時のこと。随分前に来たことのあるいかにもニュータウンといった住宅地に行って驚いた。「おらの居た会社のもんも、ここにいっぺおるで」と言っていた […]
2023年12月9日 / 最終更新日 : 2023年12月9日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 5 生家の行く末⑤ 少し前のこと、NHKスペシャルで、空き家問題を取り上げていた。何と、全国で1000万戸あるという。しかも田舎に限った話ではない。今や国全体の問題となっているのだ。 現役で勤めていた頃から、空き家は子どもたちのために良 […]