2024年4月6日 / 最終更新日 : 2024年4月6日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 7 これからの家⑤ 広い敷地に建っていた大きな平屋のお屋敷が崩されて1年。その跡地にはすでに2軒の家が建ち、さらに2軒分が建つだろう場所にブルーシートが敷かれている。近所で更地になったところにも平屋の木造の家がもうすぐ出来上がる。夫の […]
2024年3月17日 / 最終更新日 : 2024年3月17日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 7 これからの家④ 少し前に点訳した本に、太古の昔、出雲と越(敦賀湾から津軽半島の一部まで)の人々との交流があったことが記されていた。今回被災した珠洲市が昭和63年に美保関町(現在は松江市)と姉妹都市となっているのは、珠洲岬がくにびき […]
2024年3月10日 / 最終更新日 : 2024年3月10日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 7 これからの家③ 新しい家がどんどん建っていく様子を見て、新たに入った者同士のつながりはどうなっているのだろうかと思ってしまう。うちの近所でも、空いた家に他所から来て入られた人の中には、自治体の活動に積極的に参加しようとする人がいれ […]
2024年3月4日 / 最終更新日 : 2024年3月4日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 7 これからの家② 最近点訳した本にはたくさんの詩人や作家、画家が登場した。締めくくりに取り上げられたのがアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイだ。第一次大戦ではイタリアで従軍し、戦後はカナダでフリーの記者になり、特派員としてパリに […]
2024年2月25日 / 最終更新日 : 2024年2月25日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 7 これからの家① 道路を挟んだ斜め前の家は、一人暮らしの方が施設に入られ、しばらく空き家になっていた。昨年縁者である若夫婦が住むようになり、ここのところ改装でもされるのか、軽トラが出入りしている。少し先の、ご夫婦共に施設に入られて一 […]
2024年2月18日 / 最終更新日 : 2024年2月18日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓⑤ 学生時代、共に汗を流した同期のMがこの世を去って3年になる。義母が亡くなる10日前だ。当時はコロナ禍で病室の出入りに制限があり、県外に行くことも自由でなかった。だから、見舞いは元より、葬儀にも参列できなかった。よう […]
2024年2月11日 / 最終更新日 : 2024年2月11日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓④ 「今が一番いい時だね」。仕事と子育てとで、毎日が目まぐるしく、余裕も何もない時間を過ごしている頃によく言われた。(何が一番いい時だよ、身体も心もへとへとなのに)などと、その時は心の中で反発していた。 土曜日は子守り […]
2024年2月4日 / 最終更新日 : 2024年2月4日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓③ 寄墓にして墓石は一つになりすっきりした。花ノ木も一対挿せばよいし、線香も一か所に立てればよい。かつてのように一人ひとりに墓石を建てていると、土地がいくらあっても足りなくなる。 娘がまだ独身だった頃、韓国に一緒に行 […]
2024年1月28日 / 最終更新日 : 2024年1月28日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓② 実家の元屋敷跡にある墓が現在のような寄墓になったのは、母が亡くなって半年後のことだ。それまでは、墓地にいくつもの墓石が建っていた。中には丸い石だけが置かれたものもあり、土の下にどういう人が眠っているのかは分からない […]
2024年1月21日 / 最終更新日 : 2024年1月21日 gosuitei 木幡智恵美 空き家 6 墓① 家のことを考える上で、切り離せないのが墓だ。松江の墓は公園墓地に、実家の墓は歩いてすぐの元屋敷跡にある。父の実家の墓も家の敷地続きのところに建っている。田舎の墓は、結構家の近くに建っていることが多い。 年の初めか […]