続人生の踊り場 59 ランボーおじさん

 松江イオン内にあるシネコン、東宝5のポイントカードの有効期限が月末で切れるので、土曜の夕方妻と二人で出掛けてきました。
 ちなみに有効期限が切れるとどうなるのかというと、それまでに貯まってていた大切なポイントがパーになってしまうのです。だからといって、それだけのために見たくも無い映画にお金を払って無理やり見る必要も無いわけですが、夫婦50歳割引で料金も割安だし、公開中の作品の中から二人の趣味に合った映画を見つけることはさほど困難ではありません。
 実はひと月ほど前に妻のポイントカードの期限が数日後に迫っていることが判明し、急遽イオンに赴いたのですがコロナ禍の影響で新作の公開は殆ど延期状態。そんな中ダメもとで見た『一度死んでみた』という訳の分からぬ映画が意外とツボにはまって楽しいひと時を過ごすことができたのです。
 では今回はどうしましょうかと事前のすり合わせが始まったのですが、私が密かに想いを寄せていたのが『ランボー ラストブラッド』の、それも吹替版でした。多分妻には拒否られるだろうなぁと思っていたのですが、意外にもあっさりとOKが出て驚きました。それも、妻の仕事先にランボーだのエクスペンダブルズだのが大好きな人がいて(女性です)、既に見たというその方「からかなりグロいよ」という事前情報を得ていたのにも拘わらずです。
 逆にそれを聞いた私が、嫌なら他の映画でもいいよとビビッてしまったのですが、いや大丈夫と言うのです。おやっ、この人はもしかしたらスタローンファンだったのかな?それにしては福山雅治さんと違いすぎるな?などと勘ぐってみたのですが確認作業は止めました。字幕版か吹替版かについては、どっちでもいいとのことだったので、ここは私の趣味を優先させていただきました。吹替版も良し悪しがあって、話題作りのタレントの吹替えは言語道断ですが、スタローンのフィックス声優のささきいさお氏なら安心です。
 で、肝心の『ランボー ラストブラッド』ですが、ご存知ランボーシリーズの第5弾。娘のように可愛がっていた旧友の孫娘を拉致してなぶり殺しにしたメキシコマフィアにランボーおじさんの怒り爆発。「うぉ前の心臓を抉り出してやるうっ!」殺戮マシーンとしての血が沸騰します。いや、沸騰しすぎ。